金止め
サイズ:185mm
重量:175g
1.山形独自の鍛造技術 鋼を壊さない低温加熱で、何度も繰り返し打つ事により、不純物を除去し鋼の組織をより密なものとする。(硬度を増し、且つ粘り強い素材となる。)
2.鉛バスによる完璧な熱処理 鉛を溶かしおよそ(800℃)、その上で炭を燃やし、浸炭効果により、さらに硬度を高める。そして無酸素状態の中でじっくり加熱→冷却する。それによって、過熱、酸化、脱炭を防ぐ。高周波加熱は一切行わない。
3.秘伝の裏スキ技術 切り刃の裏面を三次曲面状態に隙かせ、受け刃は、刃前から峰に向かって低くなる様にひねりを付け、刃の根本から先まで“点”で重なり移動して行く(皮等が切り残る事がありません)。
4.山形特産剪定鋏の刃付け(ハマグリ刃) 切り刃の部分が、ちょうど二枚貝(ハマグリ等)の表面の様に仕上げる事により、刃が枝に食い込んだ時の摩擦が少ない為、切り抜けが良く、その持続性は抜群です。 また、刃先角の鋭利さが、研ぎ減り(使い減り)しても、変化の少ないのも自慢の一つです。 機械加工に依る鋏では、二段刃が一般的です。
5.ネジ締めと調整 切れ味の基本となるネジ締めは、一丁一丁感触を確かめながら具合を見て、ガタがなくスムーズに開閉するよう、調整して行きます。